『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2007年 09月 12日

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 その4

 私が、最後に受けたセミナーは、サントリーさんの輿水チーフブレンダーさんが講師をされたセミナーであった。 「山崎・白州、原酒造り分けの秘密」 と言うタイトルは、2つも蒸溜所を持っている理由をここでご披露しよう、と言う ものであった。
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『水』 が、条件。 それも安定し、継続的に得られること、だそうだ。 氏は、「これがベスト、だと言っても、最後は『水』 」と力強く語られた。

・サントリーさんのシングルモルトの特徴は、みなさんもご存知のように何と言っても 「色々なタイプの原酒」 を造ることにある。

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 それは、 山崎 → 60 タイプ。
        白州 → 40 タイプ。 の造り分けを ブレンダーさんが、要求されている、と言う。

 それは、
 ・乳酸菌  ・スチルの形状  ・加熱方法  ・樽形状の違い  などの組み合わせにより可能。

 山崎 と 白州 の品質の違いは、『 環境 』 の違い、であると。

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テイスティングに移った
No.1 山崎18年シェリー  49%
  少し、硝煙を感じるか? 香り、味わいは、複雑。 濃厚な感じ。 美味い。

No.2 白州18年シェリー  57%
  スモーキーさを感じる。 それが爽やかさに感じるのか。 味は、切れが良い。

No.3 山崎12年 パンチョンカスク
  レモン色。 ボディーがしかっりしている。 パンチョンカスクにしているのは、日本の気候を意識してのことだそうである。(高温多湿)

No.4 白州12年 ホッグスヘッドカスク
  レモン色。 スモーキーさが、爽やかなな感じを与える。 フルーティ。 アメリカンホワイトオークの特徴が出ている。 

No.5 山崎ミズナラ  53%
  柿色。 フルーティ。(私のお鼻の力が貧しいのか、「仏壇香」と言われる香りがほとんど判らない、がミズナラ特有のフルーティさやある香木の香りは、判る。この香木の香りが、恐らく「仏壇香」と言われるものだろうね) 余韻が長い。 「ミズナラ」、いつものことだが、貴重なので全部胃袋に収めた。


 サントリーさんのセミナーでは、テイスティングサンプルには、たいてい 「ミズナラ」 を出して下さる。 ありがたい。 いつもながら素晴らしい「カスク」ばかりである。

昨年は、山崎のスチルを入れ替えたので、世に出るまで、あと最低10年は、かかるけれど、非常に楽しみである。  まさに多様な造り分けをし、後世に残されているわけで、待ち遠しい限りである。
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by kintokijp | 2007-09-12 11:21 | Trackback | Comments(0)
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