先日東京へ出張の際、本屋へ立ち寄ったら
、『ウイスキースタイル』 (”WHISK STYLE”) と言うタイトルの丁度、雑誌大の大きさの本が棚に積み重なっていたので、購入した。 日本経済新聞社編 で、1500円也。
160ページ。11月15日発行。
どうやら、この本、現在のシングルモルトブームで出された本のようである。 そして、この本を通して、「ウイスキー」に興味を持って欲しい、との願いのようである。
・違いを求める大人たち
・ウイスキーを語る虎の巻き
・通の薀蓄・隠しワザ
・ミステリー作家のつくるミステリアスなウイスキー「謎」
・スコッチウイスキー故郷紀行
・日本のウイスキーの源流を訪ねて
・こだわりの呑み方・楽しみ方
・「大人を誘う」バーへの招待
・日本で飲める世界のウイスキーカタログ700
と、以上のような形で、すごくコンデンスしてある。
「スコッチウイスキー故郷紀行」の中で、なぜ、ローランド、キャンベルタウンの蒸溜所が取り上げられなかったのかが疑問である。さらには、ハイランドとして、グレンモーレンジを取り上げなかったのか。どのような基準をもって取り上げたのであろうか。教えて欲しい。
どのような基準で、「バーガイド70」のバーを取り上げたのであろうか。
「日本で飲める世界のウイスキーカタログ700」で、ゴードン&マクファイルの我々お馴染みの40%のシリーズのものの掲載が、なぜ無いのだろうか。
ここまで、コンデンスした本であるのならば、「シングルカスク」 のことに触れて欲しかった。
私には、この本のボリュームで、いろいろなものを一杯詰め過ぎたのではないだろうか、と思った。 それを裏返すと、ウイスキーには、これだけのものがあるのですよ、と示していることと読ませてもらった。 一般の読者さんは、どうお感じになられたのだろうか。