現在出されている『竹鶴35年』は、その最初は、2000年であった。その『竹鶴35年』の原型とも言えるのが、
『ザ・ニッカウヰスキー34年』である。
『ザ・ニッカウヰスキー34年』1998年と1999年にそれぞれ1000本づつ出された。
先月出された、
「男の隠れ家2006年3月号」の中で、土屋守氏がジャパニーズウイスキーの「幻の4銘柄」の中一本に、この、『ザ・ニッカウヰスキー34年』の1998年版を挙げておられる。
これは、先日、横浜で入手した。
このウヰスキーは、「余市蒸留所で34年以上熟成したモルト原酒と、栃木工場にて34年以上貯蔵したグレーン原酒を1:1の比率で合わせたブレンデッドウイスキー」とのことで、「40年程の長熟スコッチかと思ったほど」と氏を言わしめるほどのものであり、「モルトもさることながら、グレーンの質の高さに心底驚かされた」と驚嘆され、「これぞ僕が『もう一度飲みたい』と切に願うウイスキー」だと言われている。(男の隠れ家2006年3月号P.37)
ここで、若干の疑問。
それは、1999年製の、『ザ・ニッカウヰスキー34年』との大きな違いは、あるのだろうか?
これは、ニッカさんの懸賞論文入選によるプレゼント
ともあれ、土屋氏が選んだ日本の幻のウイスキーである。ニッカブレンダーズバーでは、この
1998年製の『ザ・ニッカウヰスキー34年』があるそうだが、未だ、いつ開けるか判らないと言う。
もちろんだが、私も当分開けないで、眺めているつもり。