「ザ・ブレンド」は、ニッカさんが 昭和61年から出されているブレンデッドウイスキーです。
「ザ・ブレンド」と言うネーミングは、現在のものだと思いますが、ご覧のように
” The Blend of Nikka ” であります。 したがって、小生は、ニッカさんのホームページで確認するまで、 「ザ・ブレンド・オブ・ニッカ」だと思っていました。 後者の方が、このウイスキーの名の通りは、良いかと思っています。
味わいですが、素敵ですね。 ラベルの通りで、 モルトを、しかも、余市モルトが強調された味わいです。 早い話、美味い、やばい、です。
この「ザ・ブレンド」の兄弟製品は、かつて、ニューブレンド(通称、ザ・ブレンド丸瓶)、17年、グランドエイジ、セレクション、とありましたが、現在販売されているのは、「ザ・ブレンド」だけとなってしまいました。
しかも、ニッカさんのホームページでも、この製品の紹介は、「商品紹介」のコンテンツをクリックしただけでは、出て来ず、右のコンテンツのバーをクリックして、やっと出てくる状況です。
推測ですが、「竹鶴」シリーズが、出てきて、「ザ・ブレンド」の兄弟たちが消えて行った感じがします。 早い話、ニッカさんのアサヒビールさんの傘下に完全に入り、ピュアモルトとしてのシリーズで、「竹鶴」が世に出て、あいまいな「モルトベース」ウイスキーが次第に消えた、と言うことでしょうか。 しかも、「ザ・ブレンド17年」は、「鶴」も17年であったことが、消えたのではなかろうか、と推測できそうです。
と言うことは、この「ザ・ブレンド」も、消えて行くのかなあ、と思わざるをえません。
何とか、残って欲しい、と思うのは、小生の我がままでしょうか。
ご覧の通り、この「ザ・ブレンド」は、ラベルも、ボトルも、すごくシンプルだと思いませんか。素朴で肉厚なガラスのスクウエアなボトル。 でも、スクウエアだからと言って、ごつごつとした感じがしません。 角は、僅かですが丸みを帯びています。 ラベルは、ボトルの面積の割合にしては、凄く計算されているような気がします。小さめなんですね。 そのラベルも、ローマ字だけのシンプルなもの。 ラベルが小さいから中身のウイスキーの色がよく見えます。 もっとよく見ますと、このスクウエアの小さなラベルが、ボトルを引きたてているような感じがします。 いわゆる品が良い、と言うような・・・・。 したがって、この製品自体が、芯が一本通っているけれども、美味しそうに見えるのです。
こんなデザインが小生は好きです。 もちろん、このウイスキーも好きになりました。
まだ、世に出回っている間に、少しづつ買い足しておこうと思います。