タイトルについて、関心を持ち始めたのは、私がウイスキーに関心を持ち始めて直であった。
たいていの日本人は、ウイスキーを水で割り、それもグラスに氷を入れたものを飲む。
もちろん、私は、そのような飲み方を否定しない。時として、そのような飲み物が欲しくなる時だってあるからだ。
でも、毎回、毎回、どんなウイスキーでも、そのような飲み方で良いのかと言えば、”NO”と言えよう。
長期熟成物をそのようにいただいたら、
申し訳ない。この点については、ウイスキーファンと言われるような方だったら、多分同じ想いではなかろうか。
長期熟成物だけではないが、ウイスキーの香りは、複雑だ。それがゆえに
ウイスキーは、「香りの酒」であると言えるのではないだろうか。
「水割り」がおいしいウイスキーと言うのもあると思う。特に、日本の各メーカーは、そのような飲み方をするためのウイスキーを開発してきた。もっとも、この「水割り」と言う飲み方を提案し、それが受け入れら需要が伸びたと言う面も見逃せない。このタイプのウイスキーは、水で薄めても、ちゃんとその銘柄のウイスキーが持っている香味の特徴が、ちゃんとあるウイスキーである。
ウイスキーが持っている香り、味は、氷で冷やしてしまうと、閉じこもってしまう。
ウイスキーが持っている香り、味が最大に開くのは、アルコール濃度20%位だといわれている。
自分でウイスキーを飲んで、うまいと感じる濃度はどのくらいかと言えば、人それぞれであろう。
と言うのも、ウイスキーは、嗜好品だからである。
私の、ウイスキーのいただき方であるが、まず、テイスティンググラスに適量を注ぎ、色を観察する。つぎに、鼻をグラスに突っ込み、香りを嗅ぐ。さらに、グラスを揺らし、ウイスキーが、グラスの内側に付き、それが、どのように落ちてくるか眺める。再び香りを嗅ぐ。それで、一口ウイスキーを口に含む。味を確認する。それで、飲む。飲んで、鼻腔に抜ける香りを確認する。口の中で味の余韻を楽しむ。この後、グラスに水を少しずつ加えて行きながら、香りや味を楽しみながら確認して行く。
「水割り」ファンの方も、是非このような飲み方を一度やってみては如何ですか?
新しい発見があるかもしれませんよ!!