『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2007年 09月 24日

『ハイランド・パークを飲もう!』

 我がウイスキーの師のHIDE麻呂先生が主催された、マイケル・ジャクソン氏を偲ぶ会として催された会である。 故マイケル・ジャクソン氏は、「ハイランド・パーク」と「マッカラン」には、ことの他思い入れが深いのでありました。 それにちなみ、HIDE麻呂先生が急遽みなさんに呼びかけられたところ、プロの方も多く、私のような愛飲家も混じり多数の方が応じられました。
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で、場所は、目白の某所。
人数の関係で、前半と後半に分けられました。 私は、運良く前半となりました。

 テイスティングのボトルがみなすごいものばかりでした。

1.OB 8年 43% 1970蒸溜
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 保存状態の良さを感じました。 バニラアイス、ピーティさ、 加水するとすごく複雑であるが、美味さが開いてきました。

2.OB 12年 43% 1980年蒸溜
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ヘザーハニーの香り、シェリーの香り、スモーキーな感じです。正しくハイランドパークです。

3.OB 18年 1956年蒸溜
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よくぞ、51年もの間、ここまで長生きしたね、という感じです。 ひね香がする。 加水しても、ひね香がする。 長い間お疲れさまでした、という感じです。

4.ダンカン・テイラー 1965年蒸溜、2003年ボトリング 42.2% for John Scotts
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37年熟成。 シェリー香、 少々苦味を感じる。 加水すると美味さがぐ~んと開きました。だんだん美味しくなる。 

5.GM 1970年蒸溜 Centenary reserve 40%
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とにかく美味しいです。

6.ダグラス・ラング Old &Rere 1974年蒸溜 28年もの
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なんと言って良いのか? 良いです。 味は、素晴らしい。 ピリピリとコショウのよう。アフターは、長いです。 心地良さを感じます。 この”Old & Rare”シリーズには、外れ無し、と言う印象を改めて深くしました。

7.OB 1974年蒸溜 Online Tasting 52.6%
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みごとなまでに香水のような感じで、スモーキーです。 おつまみに出していただいた「オレンジ・ピールチョコ」にすごく合います。

8.OB 1976年蒸溜 for Mr.Forrest 52.7%
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ピーティです。ハニーの香りも感じます。 チョコレートに合いました。
これは、きっと時間が経過するとすご~く香りが開くのではないかと思いました。

9.OB 1977年蒸溜 Bicentenary 40%
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クリーミーな感じ、スモークが現れます。 とっても滑らかな感じで、す~っと入ります。

10.OB 1977年蒸溜、2005年ボトリング for JUUL's 52.3%
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とにかく、オークニの香りがてんこ盛り、って感じです。 シェリー香、ソルティ、だんだん時間の経過と共に開きます。 ビッグなハイランドパークです。美味いです。 加水すると、フルーツてんこ盛り、って感じです。 しっかりとして、とても美味しいハイランドパークです。
静かに、時間をかけて、五感を働かしながらゆっくりと味わいたいウイスキーです。

11.OB ケイデンヘッド 1977年蒸溜、1992年ボトリング 46%
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トロピカルフルーツの香り満載。 ハニーの香り。 OBとは、異なります。美味い。

12.Single Cask Collection 1978年蒸溜 56.8%
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苦味を感じました。

13.GM 1982年蒸溜 CASK 56.8%
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GMのカスクですが、美味いですね(粗末な表現でスミマセン)

14.OB 12年 2000ボトリング 55.7%
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ストロベリーケーキのようです。甘い香り。すご~く美味いです。しかっりしています。
この時間の経過したものを味わいたかったです。

15.1989年蒸溜、2004年ボトリング 46%
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もう、フルーツてんこ盛りで、こんなハイランドパークってあるの?と言う感じです。デザートにいいですね。 一瞬ですが、ボウモアを彷彿させるような、しかし、それ以上にトロピカルが前面に出ています。個人的には、このようなのは好きです。

16.シグナトリ 1996年蒸溜 Spirale Sweet wine finish
 画像を撮るの忘れました(爆笑)
これは、15以上にトロピカルな感じで、リキュールという感じです。

さらに、自由にお飲み下さい、と言うことで、別に何種類かいただきました。

・フェイマスグラウス30年
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これは、美味いです。 元気の良い30年です。 お値段も、すごいですが・・・・。 欲しい1本です。

・フィラガンジャグボトル
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ピーティでしかも美味しい。

まだまだありましたが、もう体が受付なくなってきましたので、この会を失礼させてもらいました。

改めて、『 ハイランドパーク 』 というシングルモルトは、OB のものがすごいんだ! と感じた日でもありました。

ご提供いただいたみなさんに、心より感謝を申し上げます。 美味しかったです。
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by kintokijp | 2007-09-24 18:11 | イベント | Trackback | Comments(4)
2007年 09月 21日

『 ウイスキーミスト 』 おいしいよ

 みなさま、ご存知の 『 ボウモア・エニグマ 』 を 荒めに砕いた氷でいただく!

これが、おいしいんです。 暑いときには、とってもおいしいのです。 理屈は、いらない。

濃厚でピーティーなウイスキーに合いますよ。 是非お試しを。

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だんだんうまさが、濃厚な感じから薄くなって行く感じを愉しみます。

今宵は、何でいただきましょうかね。 ブローラ、 ラガヴーリン、 白州18年 、余市1986年・・・・、 さて何で 『 ミスト 』 を作りましょうかね・・・・・・
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by kintokijp | 2007-09-21 17:37 | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 19日

『工場長が語る特別ワイナリーツアー』 に ご招待いただいた(最終回) 

  味わう暇無く(サントリーさんには、申し訳ないのですが、・・・)、お時間が来た、ということで、テイスティングルームを後にし、丘の上に聳え立つレストランへバスで向かったのでありました。

  眺望の良い場所にあるレストランへ入りました。 一般のお客さんと一緒です。 開場の隅の方に関係者の方たちと、今日のメンバーさんの席が用意されていました。
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  私は、隅っこに着座させてもらいました。

 先ず、出てきたのが、「 サラダ 」。 そして、「 ミネストローネスープ 」 。 
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しばらくして、 「 茄子とモッツアレラチーズのトマトたっぷりパスタ 」 ( スープ・サラダ付きで、¥1250 、恐らく、上の「サラダ」と「スープ」のことなのでしょう ) 
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まあ、量のあること。 残された方が多かったですが、私めは、ぜ~んぶいただきました。

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ワインも、もちろん出されました。 
「 登美の詩 赤 」 (マスカット・ベリーAとメルロ を独自の配合で併せ熟成させたワインです
。 ¥1910 、720ml/本) 果実香豊で、香りも豊で、このトマトパスタとピッタシでした。

「 登美の詩 白 」 (甲州とシャルドネ を独自に配合し、熟成させたワインです。 ¥1910 、720ml/本) 辛口で爽やかな感じがとっても印象的でした。 もちろん、香りも素晴らしかったです。

つぎの料理は、
「 生ハムで包んだ甲州ワイン豚のグリル フレッシュトマトソース 」でした。 白ワインを豚にたっぷりと飲ませ飼育したものだそうです。 肉質からワインが漂っているか、どうかは、判りませんでしたが、とにかく、この料理にしろワインが使われている。それもたっぷり使われているのは、判りました。 とっても美味かったです。
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「 登美の詩 赤 」 、「 登美の詩 白 」 共に これらの料理にピッタシ合っていました。 研究の成果でしょうね。

 お腹が一杯になり、昼食も終了。 満足、満足。

 と思っていると、促されて、席を後にし、お隣の特別の部屋で、「 懇親会 」 と名のつくミニパーティ。 そこでも、料理がビュッフェ方式で並べられていました。 私は、結局手をつけず。
いろいろなワインをテイスティングさせてもらいました。 これが、主目的で来たようなものですから、食べ物には目もくれず、飲みまくりました。

もちろん、市販品も、ありましたが、それよりなにより、市販されていない暗号が記入されたラベルのものをテイスティングさせてもらいました。
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でも、かなり酔っ払っていたために、ただ美味い、と思うのみ。 これでは、だめですね(爆笑もの)。 

 私は、ご存知の通りウイスキー大好き人間ですので、疑問は、自ずと 『樽』 のことにあるので、他の方には大変申し訳なかったのですが、渡辺技師長さんを独占させてもらった感じでした。 

大きく分けて、ヨーロッパの『樽』材は、セシルオークとコモンオークとがありますが、コモンオークは、タンニンがセシルオークに比べると多いようで、ワインを造るための「材」には、向きません。

その上で、質問は、熟成させるワインの葡萄の品種とセシルオークの産地との関係は、あるのか、との質問に、結論として、「ある」とのことでした。

ここでは、ちょっと発信できないような嬉しいことも聞かせていただけました。このワインが出たら、即買い!

ここで、出た市販品ワイン(恐らく、ワイナリー限定販売か) これが、美味しかった。
・樽醗酵 甲州 2004年 ¥3157 、720ml/本

・樽醗酵 ロゼ 2004年 ¥3157 、720ml/本

・萌黄台園 1998年 ¥5267 、720ml/本
このあと、10分間のお土産タイムがありました。 

そして、再びバスに乗り込んで、本来ならば、最初に見学するはずだった、「 自家葡萄園 」 に行ったのであります。 これまた、見晴らしの良い場所でした。
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『 良いワインは、良い葡萄畑から 』 の言葉通りだなあ、と感じ行ったしだいです。
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土づくり、 枝づくり、・・・・。 糖度計で、糖度を見せてもいただけました。 フィロキセラという害虫に強い葡萄作りのために接木もしている。 品種の改良もされている。 とにかく、そんな葡萄畑を見学させてもらいました。
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大川工場長さんの情熱の籠もった独演会でした。(ある方いわく、「とっても今日は、工場長さんにとっても、熱心に耳を傾けてくれるワインファンがいたため嬉しかったのだそうです」)
工場長さんは、高価なものも、ジャンクワインと呼ばれているものまでも、いろいろと幅広くワインを、仕事柄お飲みになるようです。

今年のワインは、葡萄の状況からして、2002年、2005年に類似した果実成分を示しており、しっかりしテバランスの良いものができるのではないかと予想されているようです。
後は、台風の無いことを祈るばかりです。

世界的に見ても、近年名だたるコンクールで数々の賞を受賞している現実を知れば、日本のワインレベルというのは、相当なもののような気がします。

研究を重ね、その土地に合う、独自の木を作り、育て、それが実る。海外の文化である「ワイン」を山梨の固有の文化に育てられた功績は、偉大であり、そのことに 『感動』 を覚えた一日でありました。 参加させていただきよかったです。 久しぶりの 『感動』 を味わえたことに幸福感を感じました。 

サントリーさんには、日本人の感性にあった、日本のワインを世界に広めていただきたい、と思います。

残念なことは、参加されたみなさんともっとおしゃべりができれば良かったなあ、と思ったしだいです。 

本日は、サントリーさんの関係者のみなさま、参加されたみなさまに心より感謝を申し上げます。

どうもありがとうございました。

★ ご注意
 これは、9月15日から11月18日までの『技師長が語るワイナリーツアー』では、ここで発信させていただいたもので、 新宿からのバス、昼食、特別室での懇親会 は、含まれておりませんので、ご注意下さい。
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by kintokijp | 2007-09-19 19:17 | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 18日

『工場長が語る特別ワイナリーツアー』 に ご招待いただいた(その2) 

 つづき です。

地下のセラー(見学用でしょうね)は、とっても冷やっこく涼しいです。 薄暗く、通路の片側には、ワインの入ったボトルが、ラックに入って並んでいます。 壮観ですね。
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奥に光輝くちょっと広い空間、それがこの日のメイン会場である、テイスティングルームだったのです。 す~うっと吸い込まれるようにして、参加者の方たちは、入って行き、それぞれテーブルの前の椅子に着座するのでした。
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さあ、目の前には、貴重で高価なワインが、既にグラスに注がれていました。 着座するや否や、もう早くテイスティングしたい、ノージングしたい、と目が囁いて、私の頭の中でぐるぐると渦巻いているのでありました。 が、理性は、ちゃんとありましたので、さっさといただくようなはしたない真似は、いたしませんでした(中には、未だ酔っ払っていなかっただけではないのとおっしゃる方もいましたが・・・)。

大川工場長さんは、残された時間を気にしながら、6種類のワインの解説を始められました。
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左から右へ順に、ご説明します。
1.登美の丘 白 2005年醸造  シャルドネ  市販品 720ml ¥3167/本
  白ワインの品種的には、世界で一番作られているそうです。 作りやすいのでしょう。
  上品なエレガントな香りです。 酸味も上品です。 はっきり言って、私の好みです。

2.特別の シャルドネ 白 1992年醸造 「特別」と言うのは、現在「販売」していないからです。 上の短い熟成のものと比較する上で出していただいたものです。 色は、黄金色です。
1.の 「登美の丘」 とは、製法が異なるそうです。 フランスのムルソーの製法に近いそうです。 香りが、コンデンスされた感じ。濃厚、と言う感じです。 やや重たい感じです。

3.登美 白 2004年醸造 粒よりのシャルドネ 市販品 720ml ¥10500
 2004年から 「登美」 ブランドで 白 を出された、とのこと。 2004年は、シャルドネが良く出来た年だそうです。 上の「 登美の丘 」 の香味に厚みが増した感じです。

4.登美の丘 赤 2005年醸造  カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン を使用。 市販品 720ml ¥3167/本
 開栓して時間が経っていないのか、土っぽさ を感じた。 上手くそれぞれの葡萄の持ち味と言うべきものを持ったすごい赤ワインだと思った。 単独葡萄品種のワインを飲むよりはるかに美味いと感じたのは、私だけでないだろう。

5.特別の メルロ  赤 1999年醸造  これまた市販していないものだそうであるが、近く発売されるそうである。 登美の丘ワイナリ限定で。 お値段は、¥5267/本
 「 メルロ 」種 の持つ味わいを確認するため、他の赤と比較するために出された。
 独特の青っぽい香りが、草のような香りが、この 「 メルロ 」種の特徴である。 土ぽっさも出ている。

6.登美 赤 2003年醸造 これも、上の 「 登美の丘 」 と同じように カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン を入念に醸造し、熟成させたものだそうである。 市販品 720ml ¥12600/本
もう、上品、としか言いようが無い。 

これだけ素晴らしいワインがあってのテイスティング時間が、短い!、短い! あえて、言わせていただければ、考える、頭の中で反芻する時間が無かったこと、これが、誠に残念であった。

しかし、葡萄品種による味わい(香味)の違いのようなものを多少とも勉強できたことは、私の今後のワインをいただくことに対して、かなり貢献したのではないかと感じた。

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このつづきは、また
 
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by kintokijp | 2007-09-18 18:25 | イベント | Trackback | Comments(2)
2007年 09月 15日

『工場長が語る特別ワイナリーツアー』 に ご招待いただいた(その1) 

 9月8日、土曜日。 サントリーさんの  『技師長が語る特別ワイナリーツアー』 のプレビューイベントへのご招待をいただき、参加させていただいた。

行き先は、かつての「山梨ワイナリー」で、現在は、『登美の丘ワイナリー』 と呼ばれる風向明媚な場所であります。

 新宿へ集合!、とのことで、私は、集合時刻を間違えて、一時間早く着いてしまった(爆笑)。

9時出発。 台風の影響でしょうか、高速道路が、ノロノロの渋滞。結局到着時刻は、大幅に遅れてしまったのでした(これは、しょうがないね)。

このイベントは、9月15日より始まる、  『技師長が語る特別ワイナリーツアー』  のプレビューイベントとして、 サントリーさんが、「この方は・・・」と思われるブロガーを集め、この大イベントに一役かっていただこう、とのもののようである。 で、私めも、このお相伴に乗からせてもらった、と言う次第。

 で、この日は、私が直させてもらった、タイトルで、普通のイベントでは、『 技師長・・・』 であるが、この日は、特別と言うことで、『 工場長・・・』 と相成ったのであります。
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 ワイナリーのロービーでは、なんと、既に大川工場長さんが、お出迎え。
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                       大川工場長さん

その後は、スケジュールに沿って、醸造工程を見学させていただいた。 

すなわち、「集荷」、「圧搾」 から始まり、 「瓶詰めライン」は、動いていなかったが、そのライン、そして、「醗酵」 、「貯蔵」 と。

8日、朝、大川工場長さんが、葡萄園に出向き、味を確認し、「よ~し、ワインにしてO.K.だ。この葡萄を収穫しよう」 と言うことで、自らも今朝摘み取った赤系葡萄が、ご一行さまでトラックに乗ってやってきました。
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                       集荷作業

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                       圧搾機

プレスされ、ジュースになった液がここで醗酵されます。
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                        醗酵タンク

地下「貯蔵庫」(セラー)に入っていきました。 ひんやりして、涼しいです。 
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                        地下の貯蔵庫

この隣の貯蔵庫の奥に小さな集会室程度の部屋がありました。 そう、本日のメインイベントがある場所となっているテイスティングルームでした。

この続きは、また後日。
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by kintokijp | 2007-09-15 13:38 | イベント | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 12日

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 その4

 私が、最後に受けたセミナーは、サントリーさんの輿水チーフブレンダーさんが講師をされたセミナーであった。 「山崎・白州、原酒造り分けの秘密」 と言うタイトルは、2つも蒸溜所を持っている理由をここでご披露しよう、と言う ものであった。
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『水』 が、条件。 それも安定し、継続的に得られること、だそうだ。 氏は、「これがベスト、だと言っても、最後は『水』 」と力強く語られた。

・サントリーさんのシングルモルトの特徴は、みなさんもご存知のように何と言っても 「色々なタイプの原酒」 を造ることにある。

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 それは、 山崎 → 60 タイプ。
        白州 → 40 タイプ。 の造り分けを ブレンダーさんが、要求されている、と言う。

 それは、
 ・乳酸菌  ・スチルの形状  ・加熱方法  ・樽形状の違い  などの組み合わせにより可能。

 山崎 と 白州 の品質の違いは、『 環境 』 の違い、であると。

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テイスティングに移った
No.1 山崎18年シェリー  49%
  少し、硝煙を感じるか? 香り、味わいは、複雑。 濃厚な感じ。 美味い。

No.2 白州18年シェリー  57%
  スモーキーさを感じる。 それが爽やかさに感じるのか。 味は、切れが良い。

No.3 山崎12年 パンチョンカスク
  レモン色。 ボディーがしかっりしている。 パンチョンカスクにしているのは、日本の気候を意識してのことだそうである。(高温多湿)

No.4 白州12年 ホッグスヘッドカスク
  レモン色。 スモーキーさが、爽やかなな感じを与える。 フルーティ。 アメリカンホワイトオークの特徴が出ている。 

No.5 山崎ミズナラ  53%
  柿色。 フルーティ。(私のお鼻の力が貧しいのか、「仏壇香」と言われる香りがほとんど判らない、がミズナラ特有のフルーティさやある香木の香りは、判る。この香木の香りが、恐らく「仏壇香」と言われるものだろうね) 余韻が長い。 「ミズナラ」、いつものことだが、貴重なので全部胃袋に収めた。


 サントリーさんのセミナーでは、テイスティングサンプルには、たいてい 「ミズナラ」 を出して下さる。 ありがたい。 いつもながら素晴らしい「カスク」ばかりである。

昨年は、山崎のスチルを入れ替えたので、世に出るまで、あと最低10年は、かかるけれど、非常に楽しみである。  まさに多様な造り分けをし、後世に残されているわけで、待ち遠しい限りである。
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by kintokijp | 2007-09-12 11:21 | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 10日

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 その3

私が受けたセミナー二つ目は、㈱ベンチャーウイスキーさんのセミナーである。
中には、「ベンチャーウイスキーって言うウイスキーメーカーがあるの?」 と、お聞きになられる方もいらっしゃるかもしれない。 最近できた日本のウイスキーメーカーなのである。

その社長でいらっしゃる肥土(アクト)社長から自らのウイスキーの熱い想いを語っていただく機会だこのセミナーであった。 社長とは、メールなどでお話を伺わさせていただくことは、あったのだが、自らのお声をお聞きすることは、初めてであった。
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ベンチャーウイスキーを会社として立ち上げる物語を、すなわち歴史を語っていただいた。それは、私にとっては、崖っぷちから甦った「ウイスキー」のように感じられた。 現在は、蒸溜済みの樽に保存されているものを販売されていらっしゃるのだが、今年、蒸溜所の建設が既に、写真のように開始されている。 少なくとも、来年には、蒸溜が始まるのであろう。

既に、出された「ウイスキー」の中から、いくつかをテイスティングサンプルとして、出された。

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                     写真左から No.1 ~ No.5
No.1 イチローズシングルモルト15年、 46%。 コニャックウッドフィニッシュ。
 フルーティーで華やかな感じ。エレガントである。 リムザンオークのブランデーカスクで後熟。

No.2 イチローズシングルモルト20年、 46%。 アメリカンオークのシェリーカスクで熟成。
 甘やかな香り。バニラの香り。

No.3 ダイヤモンド6(カードシリーズ) 20年、 60%。 一空きのバーボンカスクで後熟させたもの。
ウッディさ、土っぽさを感じる。 バニラ香

No.4 スペード3(カードシリーズ) 57%。 新樽。アメリカンホワイトオーク。ホッグスヘッド。
 バニラ香、バーボンからオイリーさを取った感じ。

No.5 クラブ2(カードシリーズ) 57%。 ミズナラ後熟。 ホッグスヘッド。これが、今年のワールドウイスキー・アワードで受賞された栄誉あるウイスキー。
 青いバナナのよう、マロングラッセの香りも。 クリーンな感じ。 味は、タンニンがものすごい。

これらのウイスキーとは、違った意味で、今後のベンチャーウイスキーさんのご活躍は、期待するものがすごくあり、ワクワク感にあふれたセミナーとなった。

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ここだけの話、今建設中の蒸溜所に設置する「ウオシュバック」は、「ミズナラ」で作られています。 お写真も拝見させてもらった。 「スチル」は、初溜も再留も、その大きさは、2000lだそうである。
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by kintokijp | 2007-09-10 13:15 | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 07日

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 その2

 最初のセミナーは、ボウモア蒸溜所のマスタブレンダーでいらっしゃるイアン・マッカラム氏による「蒸溜所の伝統と新しい挑戦」と言うタイトルでの講演だった。
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 アイラ島の特徴に始まり、ボウモアの歴史が語られた。 いわゆる、ボウモア蒸溜所の背景にある アイラ島の文化、ボウモアの文化が語られる。

そして、お楽しみのテイスティングである。 5種類出された。

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            写真、向かって右からNo.1、No.2、と順番に、一番左が、No.5である。

No.1  ニューポット。 私は、ボウモアのニューポットをテイスティングさせてもらうのは、初めてであった。 スモーキーであるが、甘さがある。

No.2  シングルモルト12年。 これは、もうみなさんが、ご存知のところであろう。甘いバニラ香は、バーボンバレルから出ているものである。 加水すると、甘さを感じる香り。

No.3  シングルモルト15年。 これは、今回新しくなったダーケスト。 12年間アメリカンバーボンバレルで熟成させた後、3年間シェリーカスクで後熟させたものである。 コーヒーを感じさせる香り。

No.4  シングルモルト18年。 少し前まで出ていた、17年の後継製品だそうである。 17年に比べシェリーカスクの割合が多くなっているとのこと。 甘さを感じる。

No.5  今日の目玉だ。1968年蒸溜の37年熟成。 バーボンカスク使用。 もう、パッションフルーツの世界。 みなさんがご存知の60年代のボウモアの特徴を持っている(当たり前でした)。 クリーミーさをも持っている(これは、時間的な経過がなせる業か?)。
これだけでも、3750円分いただいたことになろうか。 残さずいただいた。

写真の手前のCDケースには、ボウモア蒸溜所の作り手たちがそれぞれ語っている映像が入っており、これがお土産であった。貴重なお土産である。
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by kintokijp | 2007-09-07 16:47 | Trackback | Comments(2)
2007年 09月 05日

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 その1

『モダン モルト ウイスキー マーケット 2007』 が、9月4日(火)にあり、参りました。

私の遅い夏休み、第1弾です。

三陽物産さんの主催により、今回が2回目だそうです。 私は、横浜で大変お世話になっているK商店さんの社長さんより、入場券を頂戴いたしました。 また、この日の数々のセミナーのチケットのご手配もしていただきました。 どうもありがとうございます。

私が、会場に到着した時は、開場12:00前でしたので、来場者は、そう多くはありませんでした。 むしろ、主催者側の三陽物産さんの社員の方々の多さが目立ちました。 それだけ、このイベントに力を入れていらっしゃることが伺われました。
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開場は、有楽町近くの『東京国際フォーラム B棟』でした。 判り易い場所ではあるのでしょうが、なんせ、田舎もんにとっては、この開場に着くまでが大変。

12:00より扉が開かれました。 12:30くらいまでは、そう来場者が多くはなかったのですが、次第にその数は多くなってきました。 見る見る間に人で一杯になってきました。
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次第に知り合いも多くなって、久しぶりに話に花が咲きました。 

セミナーの開かれる前、セミナーとセミナーとの間で、出展メーカーさんのブースを巡り、ウイスキーの試飲を愉しみました。
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その出展メーカーさんとは(敬称を略させてもらいます)
・アサヒビール㈱
・㈱ウイスク・イー
・キリンビール㈱
・メルシャン㈱
・サントリー㈱
・㈱ジャパンポートシステム
・ディアジオ・モエ・ヘネシー㈱
・ペリノリカールジャパン㈱
・ベンチャーウイスキー㈱
・三陽物産㈱

主だったスコッチモルトウイスキーやジャパニーズウイスキーのメーカーさん、ないし代理店さんが参加されたイベントでした。

その後のセミナーの様子は、次の機会に書かせてもらいます。
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by kintokijp | 2007-09-05 16:11 | イベント | Trackback | Comments(0)
2007年 09月 01日

Michael Jackson has passed away !!

 『大変悲しく、残念なお知らせです』。 

昨日、私のウイスキーの先生でもあり友人である方が知らせて下さいました。 それは、マイケル・ジャクソン(Mr.Michael Jackson)さんの訃報です。8月30日にお亡くなりになったとのことです。

ご病気だと言うことは、かねてより耳にしていたのですが、まさかこんなに早くお亡くなりになるとは、残念でなりません。

氏とは、いろいろなイベント会場でお会いし、ご挨拶をさせていただく程度ではあったのですが、氏の数々の著作からは、ウイスキーのことをたくさん学ばせていただきました。

今は、ただただありがたいと思う感謝の気持ちで一杯です。

心からご冥福をお祈りします。
おしらせを下さったY先生に感謝します。
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                    ニッカブレンダーズバーにて
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by kintokijp | 2007-09-01 13:30 | 全体 | Trackback | Comments(2)