『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

whiskies.exblog.jp
ブログトップ

<   2007年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2007年 04月 21日

山崎のシングルカスク!!

 先月の30日に購入してよりかれこれ5年が経とうとしているサントリーさんのシングルカスクを開けた。

 1984年山崎蒸溜所蒸溜で、近江エージングセラー貯蔵のシェリーカスクである。
d0041872_1613138.jpg

                    色が黒っぽいのがお判りになるかと思います

 トップノートは、なんとも言えないシェリーの持つ甘やかな香り。 しかし、シェリーカスクにありがちな硫黄臭は無いし、ゴム臭も感じられない。 フルーティーな香り、レーズン様の香り。 とにもかくにも甘い美味しい香り。 あえて言うならば、「美味しいグレープジュース」のような香りである。 すごい!

こんなウイスキーを入手できたのは、幸せ、だと感じた瞬間、感動した瞬間だった。

 口に入れる。 甘い! まるで「グレープジュース」(私的には、こんな表現しかできませんが)。 ということで、量を飲めるウイスキーでは無いと感じた。

 少し加水した。 あっ、ミントじゃねぇ、ユーカリのようなす~っとした香り。 こりゃますますすごい。 私は、シェリーカスクが苦手である。 が、このシェリーカスク、色が黒っぽい、と言うより濃厚なグレープジュースの色そのものであるため勝手に硫黄臭やゴム臭を連想してしまっていたのだが、とんでもない! とんでもなく美味いのだ。 マッカランどこじゃあないよ!
d0041872_16132117.jpg

                    このカスク素性がお判りになるかと思います

 友人もいただいてくれたのだが、その友人曰く、「とんでもねぇ~、すごいよ。これがウイスキーなの?」 と言い出す始末。 

 これだから、シングルカスク は、判らないし、面白いのだ。何しろ、ウイスキーの根っこ、そのものだから。 

 あっ、これをいただいてね、いつもサントリーさんのセミナーで語られる、「樽、材に対するこだわり」のお話を思い出した。 正ににその通りである。 

 巷で、サントリーさんのウイスキーは、だめだの、どうの、と言っている方が、このようなものを飲まれると認識が変わると思うのだが、如何なものだろうか。

  造られた方にも、樽にも感謝したい!

 開栓してから、どう成長していくか、楽しみな一本である。
[PR]

by kintokijp | 2007-04-21 16:16 | ウイスキー | Trackback | Comments(5)
2007年 04月 17日

プレイベント:『山崎と食』に参加

 もうかなり時間が経ってしまった。 サントリーさんの3月31日(土)のプレイベント『山崎と食』に参加させていただいた報告をしてみたい。 

その翌日から猛烈な風邪を引いてしまい、何年か振りで会社を休むような容態となってしまい、このブログもお預け状態になってしまい、楽しみにされていらっしゃる方には、ご迷惑をお掛けしました。 健康でなければいけませんね。 疲れが溜まったところでの風邪でした。 やっと回復です。

 健康でなければ、ウイスキーが美味しくないのである(当たりめ~だな)。 みなさんも、この季節の変わり目にどうかお体に気をつけてください。

 「ブロガー限定」と言うプレイベントにありがたいことに参加O.K.と相成った。

 まずは、山崎蒸溜所のウイスキーの製造工程の見学。

 今日のイベントのために「リーガロイヤルホテル」さんの料理を運んで来たトラックが会場の脇に横付けされていた。
d0041872_181337100.jpg


 さて、見学も済み、いよいよ 『山崎と食』の本題へ入るためにイベント会場へ入った。

 そもそも、これは、サントリーさんとリーガロイヤルホテルさんとの共同企画である。
シングルモルトとオリジナルバーフードのマリアージュとサブタイトルにあり、4月1日~4月30日までリーガロイヤルホテルのセラーバーで行われている催しである。

 サントリーさんの山崎蒸溜所では、4月の日曜日にこのイベントが有料で行われ、私がお邪魔した3月31日には、既に予約で満員御礼となっていた。 それほど、たくさんの方が関心を持ったイベントであることが伺われた。

d0041872_1903786.jpg

 さて、さて、今日のプレイベントでは、ウイスキーは、「山崎12年」、そして、この「山崎12年」を構成する重要なキーモルトである「ミズナラカスク」、「シェリーカスク」の3タイプのウイスキーが、料理を楽しむ前のウイスキーの説明として登場し、それぞれの説明を受けた。
 「ミズナラカスク」も「シェリーカスク」も熟成年数を尋ねたが、企業秘密と言うことで教えていただけなかったのは、残念であった。 バッティング比率を尋ねたわけではないので、教えていただけるものと思っただけに残念であった。 ただ、「山崎12年」には、このような香味のカスクもバッティングされていますよ、と言うことだけは判った。 と言うことは、熟成年数をなぜ教えることができないのかが、私には理解できなかった。 つまり、「頭隠して尻隠さず」との喩えが当てはまるのではないか、と思った。 (これが、ウイスキー・マガジンライブでのテイスティングであったなら、恐らくこの問いについては、回答はあるであろうと推測した)

 「山崎12年」は、ここで登場した「ミズナラカスク」の香味を非常に色濃く出ているものと理解した。 つまり、花のような甘やかな香りで優しい「ミズナラカスク」であった。(このことは、非常に重要なことなのである=だから「頭隠して知り隠さず」なのである)

 ここに登場した「シェリーカスク」も、サントリーさんの樽に対するこだわりが充分出た素晴らしいものであった。

 本題の 『山崎と食』 には、ウイスキーは、「山崎12年」と「山崎18年」が登場し、さらに「ソーダー」も各自一本づつ付いてきた。

 料理は、
・ 鴨のスモーク 辛子味噌風味
   ホテルが鴨肉をスモークし、辛子味噌ソースを肉に散らしたもの。

・ ハギスとマシュポテトのカナッペ仕立て
   スコットランドの料理のハギス(羊肉やその内臓のミンチや玉ねぎ、オートミールなどとヘッド、そして塩コショーで味を調え、胃袋だったか膀胱だったかに詰めたもの=狂牛病事件以来スコットランドからのものが入手困難になってきて、肉の代用で「ベジタリアンハギス」なんてものが最近よくみかけるようになった)マシュポテトを併せたものをフランスパンにペーストのような感じで乗せたもの。

・ サーモンマリネと明太子のタルタル
 サーモンマリネにしたものを叩いて細かくし、それに明太子を合わせてチコリかな、それに添えたもの。

・ ニシンのスモーク 彩りピクルスを添えて
 生ニシンを軽くスモークし、それにパプリカやキウリなどの彩り豊かな香味野菜のピクルスを細かく切ったものを添えたもの。


これら4品、それぞれ2つづつ皿に盛られてあった。

以上の料理には、ソースなどに「山崎12年」をどの位の量かは、判らないのだが適量入れてあるとのことであった。
d0041872_191298.jpg


 「山崎12年」を出された「ソーダ」でもったいないと思いながら割ってみた。 「山崎」のソーダ割りは、初めてである。 思ったとおり、割らなければよかった、と後悔。

 この「ソーダ」割には、ニシンのスモークがニシンの油をさっらと流す感じもあり、相性としては、良かったように感じた。 濃厚な旨みがある食物との相性は、私には、この「ソーダ」割は、苦手として感じた。

 「山崎12年」を20%くらいのアルコール度数にし、香りを開かせた状態でいただく。 添えられたチコリの葉にサーモンマリネと明太子のタルタルを乗せて口に運ぶ。 「水割り」に合う。ピッタシ!! 

 「山崎18年」は、「山崎12年」よりもより熟成年数が行った「シェリーカスク」をバッティングしてあり、その特徴が出た重厚な感じのウイスキーであるため、濃厚な旨みのある食べ物に合うと思っていたので、「山崎18年」をニートで口に運びその香味が口の中に残っている状態で、ハギスとマシュポテトのカナッペをいただく。 これ大正解。 ハギスの濃厚な旨みと「山崎18年」の重厚さとが微妙に絡み合うためにピッタシなのだ。

 「山崎12年」もニートでいただく。鴨のスモークに散らされた刺激あるソースに「山崎12年」のもつ温かい感じとこれまた合うのだった。

結論として、それぞれ口に運びその食べ物のもつ旨み、刺激とウイスキーが持っている香味の特徴とがそれぞれいただく方に合えば、それで良いのではないかと思う。

d0041872_19235890.jpg

 私個人としては、ウイスキーの持つ文化と食物の持つ文化との融合を楽しむと言う想いがあれば、「山崎と食」だけではなしに、「ウイスキーと食」と言うことで、いろいろなウイスキーでいろいろな食べ物をいただく楽しみのようなものがウイスキーをいただく方に広まれば、サントリーさんのこのような企画は、文化的に非常に価値のあるものになるのではないかと思った。
 
 この企画に関わった方々に感謝したい。

 どうもありがとう

[PR]

by kintokijp | 2007-04-17 19:24 | イベント | Trackback | Comments(3)