『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2006年 05月 31日

スコ文研主催の「白州蒸留所日帰りツアー」:その5

 セミナーが終了し、昼食と相成った。 昼食の会場は、別の建物にあった。

 その会場へ入る途中が、私が、初めて足を踏み入れた「感動もの」の場所であった。それは、この蒸溜所が創業して間もない頃に蒸溜が行なわれていた『白州西蒸溜所』と言われている所で、現在は、生産されていない。玄関より入るとロビーがあり、その奥の扉の向こうに多くのスチルが、並列に並んでいた。
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旧蒸溜室を抜けて、昼食会場に入った。お昼のお弁当が素敵だった。
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白州のヴィンテージカスク1981年、1987年、白州秘蔵モルト(これらは、蒸溜所やインターネットで販売されている)を振舞われた。

ヴィンテージカスク1981年1987年、共にスパニシュオークシェリーカスクで、大変優れたカスクであると感じた。これらは、時の経過と共に香りが変化した。

特に、1981年カスクは、ゴム臭が少なく、しばらくすると、レーズン様の好ましい香りが鼻に広がった。おいしいシェリーカスクだと思った。

1987年カスクは、ゴム臭があるもののしばらくすると、やはりおいしいレーズン様の香りとなった。色は、1987年の方が濃い。

どちらも高額のウイスキーだ。これらを振舞って下さった。

午後は、製造工程の見学から始まった。、スチルが稼動している時に今回、白州蒸溜所を訪れることができたことは、感動した。スチルスームは、暑かった。

ここで、初めての体験をした。蒸溜液の 「フォアショッツ」(ヘッド)、「ハート」、「フェインツ」(テール)をテイスティングさせてもらうことができた。
「フォアショッツ」(前溜液)は、刺激臭を感じた。「フェインツ」(後溜液)は、上手く言えないのだが、好ましくない臭いなのだ。「ハート」(本溜)は、これらの無色の液体の中でも香りは、一番好ましかった。本に書かれている通り、ウイスキーに使用するのは、「ミドルカット」の部分であると言うことを実感した。ちなみに、「フォアショッツ」、「フェインツ」は、再び再溜されるのである。

最後に、貯蔵庫へ案内された。そこには、なんと新しいオーナーを待っている「オーナーズカスク」があった。私も、そのカスクの鏡板に名前を入れることができればなあ、と思って、貯蔵庫を後にした。
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再び会場へ。そこは、パーティー会場へと変身していた。スコ文研の富山支部から30名ほど駆けつけてくれ、本部、セミナーから合流した群馬支部の会員や、大阪から駆けつけて下さったこのサントリーさんの白州蒸溜所初代所長の嶋谷先生やサントリーさんの方々を交えての懇親会となった。

サントリーさんからは、貴重なカスクと丁寧なおもてなしを受けた。非常に素晴らしい体験をさせていただいたこれらの企画を立てて下さったスコ文研並びにサントリーさん、参加されたみなさんにこの場をお借りしてお礼を申し上げます。「どうもありがとうございました」。
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by kintokijp | 2006-05-31 09:01 | イベント | Trackback | Comments(1)
2006年 05月 28日

スコ文研主催の「白州蒸留所日帰りツアー」:その4

 その2、その3で述べたようにウイスキーにおけるシェリーカスクと言えば、それは、スパニシュオークのことであり、しかもシェリー酒でシーズニングしたものであることが判った。

 これらを前提として、この3月に発売されたシングルモルト『白州18年』を構成している主要な原酒をテイスティングさせていただくこととなった。
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★左から右へ 白州18年(製品)(43%)、ホッグスヘッド古樽(61.9%)、スパニシュオークシェリー樽(59.3%)、スモーキー原酒(63.1%)
これら、単独の製品だとしても非常においしく、レベルの高いものと感じた。これらが原酒が主軸となって、絶妙なバッティングのもとに『白州18年』が誕生したのである。

ちなみに、この3月に出た『白州18年』には、古いものでは、1981年蒸留のものが入っているとのことであった。(当然、この後の製品には、1981年蒸留のものが入ってくるとは思えないが)スパニシュオークシュエリーカスクからは、比率にして、10%も入っていないと言われた。すなわち、一桁の割合しか入っていないと言うことである。

つづく
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by kintokijp | 2006-05-28 21:18 | イベント | Trackback | Comments(0)
2006年 05月 27日

スコ文研主催の「白州蒸留所日帰りツアー」:その3

 サントリーさんのシェリー樽の調達について

昔  :スペインからスポットで購入
現在 :スペインで製樽し、その樽にシェリー酒を入れてシーズニングした樽を購入。(樽の鏡板にサントリーさんの焼印    が押されている: ”KTB” と)
将来 :日本でスパニッシュオーク材を製樽し、内面処理やシーズニングの方法をいろいろと試してみたい、と言われる。

スペインでは、スパニシュオークは、現地でのルールに基づいて伐採される。

伐採時期は、11月から3月までの間である。(この期間と言うのは、言われなかったが、職業柄こういうことなのだと理解した。すなわち、木の休眠期間なのである。大きな木の移植なども、大概が木の生長が止まる休眠期間に実施する)

樽材と使用される部分は、地上より約3mくらいまでだそうである。なぜならば、3m以上だと木のねじれがある場合いが多く、樽材として使用が出来ない、と言うことである。それ以上の部分は、家具や建具に利用される。

シェリー酒は、現在スパニシュオークで熟成されているのではなく、アメリカンオークで熟成されている。
しかしながら、ウイスキー業界は、シェリー酒でシーズニングされたスパニシュオークにこだわっている。

この理由について、今回は、大変貴重な経験をさせていただいた。
山崎蒸溜所で2005年蒸溜されたニューポットをスパニッシュオークの樽に入れたものでの比較である。
すなわち、シェリー酒でシーズニングした樽と、シーズニングをしていない樽とでの興味深い比較である。

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結果、ウイスキーの色は、どちらもほとんど同じであるが、香りの点で違いがあった。
シーズニングした樽では、未だ若いにも関わらず、ゴム臭や干し葡萄の香りを感じた。が、シーズニングしていない樽のものには、それらを感ずることが出来なかった。

この体験で、スパニシュオークが、なぜシェリー酒でシーズニングする必要があるのか理解できた。このような体験は、単にメーカーさんに勤めているだけでは出来ない、単にウイスキーが好きだからと言うだけで体験できない、すごく貴重な体験をさせていただいた。

つづく
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by kintokijp | 2006-05-27 14:06 | イベント | Trackback | Comments(0)
2006年 05月 25日

スコ文研主催の「白州蒸留所日帰りツアー」:その2

 以前にもお話させていただいたと思うが、サントリーさんの 『樽』材 に対する 「こだわり」 は、大変なものがある。

 この日は、その中でも シェリーカスク の「こだわり」について遠路はるばる山崎蒸溜所から来られたブレンダー室の福与部長さんより貴重な勉強をさせていただいた。

 『樽』材に対するこだわり、そのことを体現するために前回写真を掲載させていただいたように8つもの素晴らしいサンプルを提供していただいた。

 開口一番 「シェリー樽は、スパニッシュオークであることが、大切なのです」 と。 つまり、アメリカンオークには、無い個性がある、と言われた。

 先ず、 「アメリカンオーク」 と 「スパニッシュオーク」 との違いを私たちに感じてもらうために、同じような条件で熟成させたウイスキーをテイスティングさせてもらった。

 すなわち、サンプルは、1989年蒸溜のものを一方は、 「アメリカンオーク」 の樽で、もう一方は、 「スパニシュオーク」 の樽で熟成させたものであった。もうす少し説明すると、その 「アメリカンオーク」 の樽も 「スパニッシュオーク」 の樽もそれぞれ3年以上シェリー酒を入れてシーズニングさせた上で、ニューポットを入れ熟成させたものをいただいたのである。

 結果、写真のように 「アメリカンオーク」 のものは、色が薄いのに比べ、 「シュパニッシュオーク」 のものは、色が濃い(タンニンの濃度の違い)のがお判りいただけよう。 さらに、香りとなると、我々が、シェリーっぽい、と思える香りを感じるのは、 「スパニッシュオーク」 で熟成させたものなのであった。すなわち、レーズン様の、紹興酒っぽい香りがするのであった。このような香りは、 「アメリカンオーク」 のものからは、感じられないのであった。
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つづく
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by kintokijp | 2006-05-25 18:25 | イベント | Trackback | Comments(3)
2006年 05月 22日

スコ文研主催の「白州蒸留所日帰りツアー」:その1

 5月21日(日)スコッチ文化研究所主催の「白州蒸留所日帰りツアー」に参加した。
午前7:30新宿駅前に集合し、参加者三十余名(何人だか覚えていない)は、土屋代表に導かれて、バスに乗り込み、一路北斗市のサントリーさんの白州蒸留所へ向かった。

久しぶりの快晴で、気持ちが良い。バスの中でうとうとしている間に蒸留所へ到着。午前10時頃だろうか。 ここで、群馬支部との合流。

 セミナー会場で、木村工場長さんのご挨拶。
この日のセミナーのために山崎蒸留所からわざわざ講師として来られたブレンダー室の福与部長さんが、サントリーさんのウイスキーのこだわりとされている樽、それもシェリーカスクの『材』に絞ってプロジェクターを使い、テイスティングサンプルを使い、お話をされた。

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つづく
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by kintokijp | 2006-05-22 21:44 | イベント | Trackback | Comments(0)
2006年 05月 11日

焼酎を飲む

今年のフーデックス・ジャパン(3月15日に行った)で、試飲し、気に入った焼酎があった。
それが、三和酒類さんの『いいちこスペシャル』であった。そして、先日『いいちこスペシャル』を1ケース購入した。

フルーティーな香りの麦焼酎である。焼酎の色が、金色である。多分樽に寝かせたのだろう。フルーティーな香りなのだが、きつくない。私は、これをお湯で割ったり、炭酸で割ったり、はたまた水で割ったりしていただいた。ちなみにアルコール度数は、30%である。
うまい!
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このボトル、大変綺麗である。忘れたが、ボトルのデザインは、何かしらの賞を受賞されたものである。
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by kintokijp | 2006-05-11 23:00 | その他 | Trackback | Comments(0)
2006年 05月 07日

ここ一週間の「普段飲み」

 ここ一週間、「水割り」や「ハイボール」に使用したウイスキーのお話である。

 キリンさんの 「富士山麓 樽熟50゜」 を使用した。
お値段は、はっきり言って安い!!。コストパフォーマンスが大変優れていると思う。そう思うのは、どうも私だけでないようだ。当初の香りは、フルーティーで良かった。それが、開封後日数的にしばらく経つと、フルーティーさよりも、キャラメルの香りが強くなった。このようにウイスキーは、香りの変化が面白い飲み物である。キャラメルの香り、好きです。素晴らしいキャラメルの香り。

 昨晩、飲みきってしまったので、今日は、他社さんのウイスキーを使って「ハイボール」をいただこう。 

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by kintokijp | 2006-05-07 13:14 | ウイスキー | Trackback | Comments(0)
2006年 05月 07日

”Whisky Magazine 53”の到着

 数日前に”Whisky Magazine”の53号が来た。
今回のもので、私が関心のある記事は、”No.Spain no.gain”というタイトルのシェリーカスクについてのものである。

 このシェリーカスクなくしては、スコッチやジャパニーズと言ったウイスキーのことを語ることはがきないくらい重要な要素の一つである。そのような記事である。
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by kintokijp | 2006-05-07 12:58 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)