『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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カテゴリ:本 及び 印刷物( 67 )


2016年 08月 02日

『 琥珀の夢 』 

ご無沙汰しました。
日本経済新聞をご購読の方は、既に毎日お読みになられていらっしゃることと存じます。

日本経済新聞の朝刊の最後のページに掲載されている小説の題名が、 『 琥珀の夢 』 です。

副題は、 「 小説、鳥井信治郎と末裔 」 となっております。

作者は、伊集院静氏、 挿絵は、 福山小夜氏 です。

7月1日からの連載です。 小生は、朝刊では、先ず、最初にこの小説を読みます。 早い話、楽しみとしています。 京は、8月2日で、既に32回目となっております。

現在、主人公の信治郎が、ようやく小西儀助商店に丁稚として入るというところが、本日までの物語となっており、こりゃ先は長く、楽しみも長いぞ、と思っております。

とまあ、近年のウイスキーブームを反映しての新聞小説であろうと推測しております。

これが、完結した暁には、しばらくして新刊書となって再び世に出るのでしょうね。

ただ、福山氏の絵は、その時どうなるのでしょうか?

この絵も、なかなか好いなあ、と思っています。

ともあれ、ささやかな毎日の楽しみであります。
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by kintokijp | 2016-08-02 09:30 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 31日

ウイスキーの神さまから「日本ウイスキー世界一への道」を拝領

今年最後は、これにて締めくくらせてもらいます。

先日、小生のウイスキーの神さまより、出版社を通じて 「 日本ウイスキー世界一への道 」 と言う著書を拝領しました。
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そう、著者は、嶋谷幸雄先生と輿水精一先生です。 皆さんも、ご存知の方々です。

これから、こう言った本をこれから出すつもり、とは耳にしていませんでしたので、戴いて驚きました。

嶋谷先生も、輿水先生も、既に著作は、お出しになっていらっしゃいます。

ですので、今度は、どんなものだろうと言うわくわくした思いで、読み始めました。

今回のこの著書は、作り手側として、更にウイスキーの造りの部分、掘り下げて書かれていらっしゃいます。

ここ十年あまり、世界のいろいろなコンペで日本のウイスキーの評価が非常に高くなったことは、嶋谷先生や輿水先生方の作り手の熱い情熱、弛まない技術の積み重ね、そして、飲み手の日本人の感性によって磨かれた結果であると分析されていらっしゃいます。

その上で、この本を通して、一人でも多くの人にウイスキーの世界に触れて欲しい、それこそが日本のウイスキーのさらなる品質レベルを上げるのだ、と言う思いが、この本を世に出されることとなったようです。

さて、正月休暇は、この素敵な著書をウイスキーを飲みながら読み込んでみようと思います。

ウイスキーファンなら、この本をこの休暇にお手にとって、お読みになっては如何でしょうか。

☆ 「日本ウイスキー世界一への道」 嶋谷幸雄 輿水精一 集英社新書 @760(消費税別)

今年、一年、お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
来年も、皆さまにとりまして、楽しく、おいしくウイスキーをいただけますことをご祈念申し上げますと共に、小生のブログの方も、よろしくご贔屓願いますようお願いいたします。

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by kintokijp | 2013-12-31 11:31 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2012年 09月 30日

SCOTCH ODYSSEY 改訂版

 ああ、九月も、今日が、最後、だと言うことに今気がつき、慌てています。

すみませんです。

さて、先月掲載させていただいた 「 スコッチ・オデッセイ 」 の改訂版を先日求めました。

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向かって左が 改訂版 、右が 初版

ページ数は、2ページ増えました。 改訂版あとがき の分が増えました。最後のページには、著者の関さんご夫妻が、ウイスキー・ワールド・アワード2010の 「 ベスト・ウイスキーバー 」 の受賞盾を掲げていらっしゃる素敵なお写真が掲載されています。背景は、お店のバックバーです。

さて、中身ですが、写真をかなり入れ替えていらっしゃいます。

まず、まえがき部は、変更が無いものの、次のページでは、土屋守さんの「刊行に寄せて」の文章が一ページ割かれております。

大きなところでは、最後の方に 初版と同様に 「スコッチダイアリー」 の部分がありますが、今回では、「 ラベルをめぐる七つの物語 」 と題して、全面的に内容が書き直されています。

以上簡単ではありますが、改訂版は、かなり力を入れられ作ってあるなあと思いました。

秋の夜長、この 「 スコッチ・オデッセイ 」 を片手にグラスを傾けられるのは如何でしょうか

出版社 盛岡出版コミュニティー
 http:// www.moriokabunko.jp


ああ、これで、今月も、掲載させてもらうことができました(ホッ)
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by kintokijp | 2012-09-30 18:19 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2012年 08月 28日

" SCOTCH ODYSSEY " を広げる


みなさん、今年の夏は、大変な暑さですね。未だに日中は、暑いです。
如何おすごしでいらっしゃいますでしょうか?

さて、ご無沙汰しました。もうじきウイスキーシーズンに入りますね。 ですが、その前にちょこっと、ウイスキーの本についてのお話をさせていただきます。

ウイスキーファンなら、もう既にご存じでしょうね。

”SCOTCH ODYSSEY ” (「スコッチ・オディセイ」)と言う本ですが・・・・。
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この本、いわゆる本屋さんの店頭や棚に並んでいるほんではありません。

この本は、盛岡市でBarを営んでいらっしゃる 「 スコッチハウス 」 さんのご主人でいらっしゃる関和雄さんが、ご自身でBarを開かれる以前より収集されたウイスキーをご自身が撮影された数多くの写真が主とし、それらのウイスキーを製造した会社や製造年、輸入会社など、いわゆるウイスキーの出所背景を中心に解説された本で、ことに古いウイスキーのことが深く、しかもかなりの数書かれている、言わば、貴重な記録書的な本であると言えましょう。(早い話が、「お宝」ばかりです)
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とにかく、関さんの気合いが入っている、そんな気がしました。
ああ、一度でいいからお逢いしてみたい、とそんな気にさせてくれます。
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現在は、この改定版が 盛岡出版コミュニテイさん より出版販売されています。
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by kintokijp | 2012-08-28 18:43 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 24日

読書の秋 Whiskyファン 必読の書

ご無沙汰しがちです。 この拙いブログを楽しみにしていただいていらっしゃる方々には、申し訳ございません。

さて、ようやく、秋分の日が過ぎ、秋らしくなってまいりました。

いよいよ、読書の秋ですね。
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先月、Whiskyファンには、必見の本が出版されました。

サントリー㈱さんのチーフブレンダーでいらっしゃる輿水精一先生の手になる書です。

タイトルにインパクトを感じました。 「ウイスキーは日本の酒である」と。

今まで日本人がウイスキーについて著した本のタイトルとしては、ウイスキーの本なのに、思わず「え~・・・」と思うような意表をついたもので、私としては何とも新鮮な感じがしました。

帯に著されたサブタイトルが、「『世界一のブレンダー』が教えてくれる、”ウイスキーを10倍愉しむ方法”」と、・・・、まあ、これは、恐らく本屋さんの企画さんがおつけになったタイトルだと思います。

どのような構成になっているかと・・・

序章  :ウイスキー再生
第一章 :日本のウイスキーの誕生とその受容の歴史
第二章 :日本のウイスキーのつくられ方
第三章 :ブレンダーが見ている世界
第四章 :熟成、その不思議なるもの
第五章 :ブレンドという魔術
第六章 :世界の中のジャパニーズウイスキー

この本の重要なことは、著者が、ウイスキー評論家ではなく、現場の造り手、それも現役の造り手中の中のもっともコアな方で、サントリーさんが、世に出すウイスキーのレシピを作ったり、そのウイスキーの基となる製造から貯蔵に至るまでを全て熟知されていらっしゃる方の手になる本であるからであります。ある部分は、記録でもありますし、ある部分は、先生の想いでもあります。

したがって、そのウイスキーの造り手中の造り手が、ウイスキーファンやウイスキーに心を寄せていらっしゃる方へご自身がその仕事を通して、伝えたい、と言うお気持ちが随所に行間からあふれていることを感じ、伝わって来ます。

第三章では、先生のの半生記とも言えるものが、先生の誕生からブレンダーとしての今日までをお書きになっています。 ブレンダーとしての日常にも触れていらっしゃいます。

とにかく、ブレンダーからの目線、考え方を通して、ウイスキーのことを真摯な想いで私たちに伝えたい、と言うことを活字と言う形で示して下さったと言う点で、非常に貴重な本ではないでしょうか。

200ページ足らずではありますが、非常に中身の濃い、重たいものであると思います。

「ウイスキーは日本の酒である」 輿水精一 新潮新書 @700(税別)

未だ、お読みになられてない方、是非お読みになって下さい。
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ちなみ、私は、光栄にも先生から発売前に頂戴しました。
どうもありがとうございます。
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by kintokijp | 2011-09-24 12:07 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2010年 10月 20日

『 ジャパニーズウイスキー 』

先月、待望の本が出版されました。

それは、ウイウスキーライターの土屋守氏、脳学者の茂木健一郎氏、そして、サントリーの前チーフブレンダーの輿水精一氏の共同執筆によるその名も、 『 ジャパニーズウイスキー 』 が新潮社の 「トンボの本」シリーズの中で出版されました。
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なんで、「待望の本」なのか?ですね。 

それは、ここ10年でしょうか、日本のウイスキーの評価が、欧米で非常に高くなっていることは、みなさんも、既にご存知のところであります。 

そのことは、いろいろな世界的なウイスキーのコンペでサントリーさん、ニッカさん、ベンチャーウイスキーさんの製品がシルバーメダルや、ゴールデンメダルなどの輝かしい賞を受賞されているところからも判ります。

本家である、スコッチウイスキーに学び、遠く日本の地で生まれ、育ったウイスキーが、このように世界中で高い評価を受けている現在、日本でも、ウイスキー文化が育っている証拠だと言えましょう。

我が国内でも、近年、ウイスキーに関する書籍がかなり出版されています。 が、こと日本国内に限定したウイスキーの本は、ありませんでした。 その意味では、今回のこの本ようなものが出版されることは、すごく意味のあることだと思います。 それも、誰もが、手にできるような「トンボの本」シリーズから出たことは、大変意義深いと思います。
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とにかく、現時点での日本のウイスキーについて紹介しています。 そして、その比較となるべく手本となったスコッチウイスキーについて触れていることにより、日本のウイスキーが世界に冠たるものにまで成長したことをを理解するのに役立っています。 そこでは、ウイスキーと言う酒も、その土地の風土が作るのだということで締めくくられています。

僅か127ページの本ですが、中身は、非常に濃いものとなっています。
ウイスキーファンの方は、今宵の一杯を愉しむために、そうでない方は、教養としての楽しみとして、是非お読みいただきければ、と思い挙げさせていただきました。

@1470(平成22年10月20日現在、消費税を含む価格)
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by kintokijp | 2010-10-20 13:40 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2010年 10月 05日

” THE Whisky World ” vol.30

先月のお話で、すみません。

国内唯一のウイスキー雑誌、 「 ザ・ウイスキー・ワールド 」 の第30号が先月半ばに出ました。
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・アイラ地方の蒸留所は、日本では(でも)、人気は非常に高く、これで何度目の特集になるのでしょうか?
「 世界を魅了する4蒸留所 ” 今 ” を知る 」 というタイトルで、ボウモア蒸留所の2ページをを振るに使っての全景写真で始まっています。 そして、その次ページから4ページに渡り、土屋編集長の好きな形式のQ&Aが13問あります。

そして、アードベック蒸留所で6ページ、ラガヴリン蒸留所で4ページ、ラフロイグ蒸留所で6ページ、最後にボウモア蒸留所4ページとそれぞれ記事とふんだんな写真とで最新を紹介しています。

・この特集の次ページには、 「 響12年 」 のハイボールを紹介しています。

・その月の特集は、 「 おんなが語る、ウイスキー 」 と題して、最近バーにも女性が目立つようになったということでしょうか、女性バーテンダーを含めての座談会を8ページに渡って紹介しています。 そして、その続きとして、「 スコッチに魅せられたイラストレーター 」 と題して、タケイ・E・サカエさんのお話を紹介してます。

・その次のページから4ページに渡り、 「 デュワーズ 」 の魅力をしています。

・「 今宵のバーは 」 、東京に新たに産声を上げたお店を10店舗紹介しています。 新しいお店です。どうぞ行ってみて下さい、というところでしょうか。

・土屋守のウイスキーの殿堂へようこそで取り上げたのは、 「 タリスカー 」 です。

・「 話題のボトルを飲む 」 は、18本扱って、そのテイスティングノートを紹介しています。

とまあ、他にニュースやら、本の紹介、行われたイベントの紹介など今回も読みごたえがあります。

未だお読みになっていらっしゃらないウイスキーファンの方、本屋に急いで下さい!

 
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by kintokijp | 2010-10-05 18:15 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2010年 07月 11日

" COMPLETE GUIDE TO SINGLE MALT SCOTCH "

 故マイケル・ジャクソン さんのライフワークと言えば、みなさんよくご存知の ” MALT WHISKY COMPANION ” ではないかと思います。 この本は、私たちウイスキーファンにとっては、スコットランドのシングルモルトウイスキーのバイブルとも言えるような貴重な本でした。 マイケル・ジャクソンさんが、お亡くなりになり、もうこの続きとなるものは、出ないのだろうと思ったものでした。

それがです。その続きとなっている本が、この春出版されたのです。 ちなみに、私が手にしたのは、5月のことでした。
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その本のタイトルは、 ” COMPLETE GUIDE TO SINGLE MALT SCOTCH ” でした。 それも、タイトルの上に、MICHAEL JACLSON'S と着いていたではありませんか。 以前出た版でも、同様に著者名が、着いていましたが。 そして、前の版の時と同様な形で、6th と印刷されているのでした。 まさしく、マイケル・ジャクソンさんは、故人でこの世にいらっしゃいませんが、その意思をお継ぎになられた方たちがいたのでした。

その意思を継がれたのは、Dominic Roskrow氏、Gavin D,Smith氏、William Mcyers氏でした。

前の第5版が出版されてより、早や5年が経過しています。そして、この本に掲載されているシングルモルトウイスキーは、世界中の愛好家に飲まれています。そして、この本が愛好家にとっての一つの指針でもあったわけです。このように、この本が世界中の愛好家に愛されていることにより、マイケル・ジャクソンさんの意思を継ぐべく6版が世に出たわけでした。

今回では、この本に掲載されているシングルモルトウイスキーの1000本以上が、見直しされたようです。そして、新たに500本以上のシングルモルトウイスキーが評価されたのでした。

さらに、今回の版では、アイルランド、日本、スウェーデン、オーストラリア、アメリカ、フランス、インド、ドイツなどモルトウイスキーを製造しているメーカーから出されている製品を数多くはありませんが、評価し、点数を付けて掲載しています。
 
この版も、前回までと同様のスタイルで書かれています。
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↑ 第5版
尚、日本語版の出版も早いことが望まれますが、来年になるようです。
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 ↑ 第4版
ちなみに、私が、初めてこの本を知ったのは、第4版でした。10年も前のことです。 それは、私の先生である山岡さんからマイケル・ジャクソンさんのサイン入りでいただいたものでした。 ですから、この本は、思い出深いのです。

日本語版よりも、早くお知りになりたい方は、アマゾンでお買い求めになられては、如何でしょうか?
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by kintokijp | 2010-07-11 16:44 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2010年 06月 19日

ウイスキー起源への旅

今まで、和書、洋書を問わず、ウイスキー関係の本と言えば、スコッチウイスキーについて、世界五大ウイスキーについて、初心者向けにウイスキーは、こんなものだよ、ウイスキーの歴史、樽について、カタログ風のもの、蒸留所の紹介、カタログとは、趣を異にする製品についての資料的なもの、製造方法について、とまあこんな具合のものが、その内容であったでしょうか。

そこへ、また、国内から注目に値すると思われるものが、この春出版されました。 今日は、それをご紹介させていただきます。

その本の名は、 「 ウイスキー起源への旅 」 であります。
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著者は、サントリーさんの技術者であります。 なぜ、サントリーさんの技術者となったか、そして、この本のタイトルであります、「ウイスキーの起源」をなぜ知りたくなったのかと言うことを読者諸氏に知ってもらいたいとの願いが込められていると思わせる量の16ページをその導入部に充てています。

一章では、著者は、ウイスキーもビールもモルト(麦芽)から出来ていることに着目し、そこからどのような変遷を経てウイスキーへとつながっているのかということで、ビールから著者のウイスキーの起源を探る旅へと始っています。 

二章では、ウイスキーに不可欠な蒸留について、歴史的なところから紹介しています。

三章では、「生命の水」について、これも歴史的なところから紹介しています。

四章では、いよいよウイスキーの誕生を、やはり歴史的なところに遡って紹介しています、が、未だこの段階では、現在のウイスキーとなっていません。

五章では、アイリッシュの繁栄と衰退をやはり歴史として紹介しています。

六章では、「スコッチの軌跡」として、著者が、ウイスキーの誕生を求めて、エジプトからその旅を始め、ヨーロパ各地を巡り、「ウイスキーが四~七世紀アイルランドで、誕生した可能性が高いこと、その後も存在し続けた可能性が否定できないことを見つけだすことができた」、と記しています。 そして、ウイスキーの香り、味がどのような要素から作り出されているのかを明らかにしようとの試みを近代のウイスキーに関わるところを歴史を通して簡単ではありますが、述べて、製造工程を紹介しています。 そして、熟成とブレンドについてやや詳細に記述しています。 この辺りは、他の著書に無いものと思われる部分で、かなり新鮮な感じで読むことができました。 そして、スコッチの現場についても詳しく記述されています。

最後には、「スコッチウイスキーがくれた贈り物」と題して、スコッチウイスキーを褒め称えて、旅の締めくくりとされています。

現場の技術者ならわでの一般向けのウイスキーについての本でありましょう。 そして、ウイスキーの起源を古代エジプトのビールから探って行き、製造工程をここまで詳細に述べられた本は、少なくとも国内では、初めてのもではないでしょうか。 この本の価値は、近年ウイスキーに関する和書が数多く出されている中で、非常に価値のある一冊であると感じました。

ウイスキファンの方は、必見であると思われます。
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by kintokijp | 2010-06-19 14:06 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)
2010年 06月 12日

ウイスキーの科学

今日は、講談社のブルーバックスから 「 ウイスキーの科学 」 と言う本のご紹介をします。
著者は、古賀邦正さんです。
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著者は、元サントリーの研究所に勤務され、現在東海大学開発工学部に籍を置いている研究者でいらっしゃいます。

ウイスキーと言う飲み物を科学的な視点から見て、その面白さをみんなで分かち合おう、と言う意図のもとに世に出された本でああります。

三部構成となっています。

先ず、第一部は、「ウイスキーのプロフィール」と題して、ウイスキーが偶然から、すなわち、蒸留と密造により保管することによる熟成から出てきたものであるとしている。 さらに世界のウイスキーの概況とモルトウイスキーの工程、グレーンウイスキーの工程を説明している。

二部は、「ウイスキーの少年時代」と題して、原料である麦芽を科学的に分析し、仕込み、発酵において公募などの微生物がいかに活躍しているか、ビールとの違いにも説明している。蒸留においても、ポットスチルの、パテントスチルの構造とその果たす役割の説明、樽についてもその役割を、さらに貯蔵についての役割を科学的に説明してくれている。

三部は、「熟成の科学」と題して、香りを科学的(化学的)に説明し、すなわち樽から溶出している香り、味について、今までに無い説明には、目をみはらせてくれるものを感じました。 そして、よくシングルカスクでは、アルコール濃度が60%前後であるのですが、その60%の意味について、一般向けとしては、かなり突っ込んだ説明がなされているのも大変嬉しいことであります。 エタノールと水との関係や「まろやかさ」となる理由の説明など、一般書として、今までになく詳細に記述されていることも、大変嬉しく思いました。

そして、著者は、この本が世に出たのは、著者と関わった方々のお陰であることで締めくくっています。

これは、ファンならば、是非手許に置いておきたい一冊であろうと思いました。

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by kintokijp | 2010-06-12 16:21 | 本 及び 印刷物 | Trackback | Comments(0)