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『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2005年 06月 15日

再び『余市』へ

 2000年10月23日、昨日の「ウイスキーマガジン・ライブ」の興奮も醒めないまま、1999年に引き続きニッカさんの余市蒸溜所での「マイウイスキーづくり」に参加した。

 この23日に「原酒販売所」の中の正面に作家であり、ここのウイスキー博物館の名誉館長であるニコルさんがご自身で仕込んだウイスキーの樽があった。

 その後、所内をぶらぶらと歩いていたら、昨日のライブでお会いしたジム・マリーさんと再会した。前の日に会った私への記憶は無かったが、お話しているうちに昨日のライブへ私が参加し、自分(マレーさん)の話を聞いてくれたことに大変喜んで下さった。私のマレーさんの印象は、優しい方だなあと言う印象しか判らなかった。マレーさんが書かれる字は、読みづらい。そして、言葉の方だが、稚拙な私にも問題があるが、聴き取りづらかった記憶がある。なにしろ、ライブが本日も私だけのために続いているような錯覚すら覚えた一瞬であった。他にライブに参加された方が居なかったのだから。(ちなみに、昨日、ある方からマレーさんが余市へ行くと聞いていたのであった)

 後日談になるが、多分この時でないかと推測するのであるが、上に書いたようにニコルさんが造られたウイスキーは、既に十年を大幅に過ぎていた。マレーさんは、この時テイスティングされたのではないかと思う。マレーさんからこのウイスキーがピークを過ぎているような話がニコルさんへ伝わったことを耳にしている。それが、後に世に出る「ニコルズ・ドラム」なのだから。この「ニコルズ・ドラム」が世にでた時期と私が耳にしたことを併せて考えるならば、この時にマレーさんがテイスティングされたことになるのだが、あくまでも推測である。

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 今回も、楽しい「マイウイスキーづくり」の想い出ができた。

by kintokijp | 2005-06-15 08:50 | ウイスキー


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