10月22日(水) 晩の19:30から 青山ダイヤモンドホール において、 グレンモーレンジ のセミナーがありました。 主催は、 輸入元のヴーヴ・クリコジャパン です。
この日は、蒸溜所からみなさんご存じの 製造総責任者ビル・ラムズデン博士がいらしておりました。 博士の説明と土屋さんの解説を織り交ぜてのセミナーでした。 もちろん、映像もありました。
「シグネット」を持って説明されるラムズデン博士
ラムズデン博士は、グレンモーレンジの革新と言うことを今日私たちに提供した3点のウイスキーについて強調されたかったと思います。
・” SIGNET ”(シグネット) 博士は、「チョコレートモルト」と言っています。 チョコレートが入って入っているわけではありません。
つまり、深炒りした大麦麦芽を用いているのです。 「ギネスビール」のような感じのものを蒸溜した、と言うような理解だと思います。
この深炒りモルトが、コーヒー様やチョコレート様のビターな香りを出していると思われます。
このようなタイプのウイスキーを造ることを1994年に試みたと。 そして、2年前にこのウイスキーをレイチェル女史と共に診た、と語っていらっしゃいました。 このモルトを中心に古い良質のモルトを併せ作られたそうです。
グレンモーレンジ 特有のオレンジの香りもしかっりしてます。
美味いけれど、お値段が、というところでしょうか。 2万円台の前半の価格で購入できます。
このあと、” ORIGINAL ”(オリジナル) が出ました。 甘い香りです。 フルーティです。
最後は、” ASTAR ”(アスター)で、締めくくられました。 しっかりとオレンジの香りがあります。
左から右へ、 ORIGINAL 、SIGNET 、 ASTAR です。
ま、お値段的には、この3番目のアスターが、気に入りました。
「革新」と言う点で、博士は、「木の選択」、つまり、樽材に神経を使っている、と言うようなことを言われてました。 サントリーさんでは、既に以前より 「材」 には、こだわりを持っていますが・・・・。 この言葉を耳にし、では、それまでは、そんなに神経を使ってなかったのか、とも思いましたが。 改めて、このような 「 材 」 に早くから着目していた日本のウイスキー会社のレベルの高さを思わずにはいられませんでした。
日本の技術レベルは、高い!!!
ともあれ、私にとっては、久方ぶりのウイスキーの勉強をさせてもらった思いでした。