『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2008年 09月 06日

今は、流通していない 『 インペリアル 』 を入手!

今回は、サントリーさんが、かつて、会社のウイスキー技術を傾けて世に出された、そして、それは、「 ザ・ウイスキー 」が出るまでのかなり長い間 「 最高級 」 の地位にあった製品のお話をさせてもらいます。

 今月に入って、関東地方のとある酒屋さんからお気遣いのある嬉しいメールが入ってきました。

「 以前お尋ねのあったサントリーインペリアル1本入荷いたしました。 ・・・・よろしかったらどうぞ。 」 と言うものでした。

申し訳ないのですが、私は、とんとお尋ねしたことも忘れていました。 すでに、諦めていたところでしたので、大変嬉しかったのです。 すぐに、メールで お願いします、 との返信。 そして、翌日電話でお願いしました。 で、運よく入手できました。

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このサントリーさんのインペリアルは、東京オリンピックが開催された年の1964年(昭和39年)にサントリーさんが、当時のサントリーさんのブレンデッド技術と山崎蒸溜所に眠った長期熟成のモルトをふんだんに使用した当時の日本最高のブレンデッドウイスキーを世に出しました。

ウイスキーの衣装も、カガミクリスタル製のカットグラスのデキャンターに入れての登場でした。
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字が小さくて読めませんね。すみません。

次のように書かれています。
「サントリー・インペリアル。このウイスキーこそ、洋酒づくり八十余年のサントリーにして、はじめて醸し得る堂々の傑作といえます。日本のウイスキーのふるさと、京都郊外の山崎峡で熟成をかさねたモルトウイスキーのなかから、サントリーの伝統・両親・技術をかけてすぐれた品質を選び、ブレンドし、磨きあげました。その豪華な一滴一滴の琥珀は、まさに名工の手づくりによる味わい深い芸術品を思わせる輝きです。また、瓶(ボトル)は、ガラス工芸の国として有名なチェコスロバキアのなかでも、高級カットグラスを生産する西部地方の。いわゆるボヘミア・ガラスの伝統と製法を生かし、ひとつひとつ丹念にカッティングした工芸品で、最高級ウイスキーを収めるのにふさわしい重厚な風格をそなえています。
手づくりのウイスキーを手づくりの瓶(ボトル)で楽しむー現代人にとって最も豪奢な憩いのシンボル、サントリー・インペリアルを心ゆくまでお味わいいただきたいと存じます。」

と、これについていた小冊子には、書かれています。
これを読みますと、昭和39年当時に、このウイスキーを世に出すにあたり、大変な意気込みが感じられます。 

恐らく、ですよ、推測なのですが、競争相手のニッカさんでは、スーパーニッカを既に世に出されている。 そのスパーニッカの衣装は、これまたカガミクリスタル製のの手吹きボトルに収められていたわけで、 このスパーニッカに対抗するためにこの製品が出されたのではないかと、思いました。

つい、数年前までは、流通していて、いつでも購入できると思っていまして、気がついた時には、店頭から消えていました。 その時には、時既に遅しだったもので、今回の酒屋さんからの丁寧な、そして覚えていて下さったことにすごく感謝するしだいです。 
どうもありがとうございます。
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by kintokijp | 2008-09-06 16:42 | ウイスキー | Trackback | Comments(2)
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Commented by Rタロと♀子の父 at 2008-09-08 00:16 x
こういうのイイですね。
国産の昔のブレンデッドとか、意外に盲点?で見逃してますが、けっこううまいのがいろいろとあるはずです。
S39ということは、白州以前でしょうから、まさに山崎ブレンデッドの本領発揮という商品なのでしょうね。ひとつの蒸留所でブレンデッドが作れるところは日本ならではですね。
ビロード張りの内装など、当時の銀座では相当なプライスで出ていたであろう高級な雰囲気が漂っているところも魅力的ですね(笑)
Commented by 足柄山の金太郎 at 2008-09-20 13:17 x
Rタロと子の父さん ようこそ

まさにおっしゃるとおりです。 当時は、山崎だけのブレンデッドですね。
これは、どうなんだろうと思いますが。

もう、時代は、インペリアルではないことが、淋しい気がします。


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