今日は、
『 オールドパー クラシック 18年 』 のお話です。
もう、既にみなさんは、ご存知だと思います、が、大変美味しいウイスキーなのでとりあげさせてもらいます。
これも、今年の正月から愉しんでいます。 私が、初めていただいたのは、今から3年前でした。 とても、衝撃的でした!
このウイスキーが、世に出たのは、2004年だったかと記憶しています。
『 オールドパー 』 かと言えば、これも、グレーンウイスキーがブレンドされているブレンデッドウイスキーなのでは、と思われるかもしれませんが、これは、いわゆる「ピュアモルトウイスキー」なのです。 これが、一つの驚きです。
ウイスキー業界の巨人たるディアジオが、数多く所有しているモルトの中からこの「クラシック18年」にふさわしいものだけをレシピに従って選び抜いたモルトをバッティングし、出来たのがこの「クラシック18年」なのです。
すごいのは、これだけでありません。
製品にする際に、1930年代の頃の製法に忠実に従っているとのことだそうです。
すなわち、伝統的な濾過方式によっている、と言うことなのだそうです。 それは、ボトリングの前にチルフイルターで濾過せず、ペーパーフィルターやポリフィルターによる濾過で瓶詰めされていると言うことだそうです。
それだけではありません。 室温と同じになるまでウイスキーを瓶詰めするのを待つのだそうです。 約24時間だそうです。
このウイスキー、アルコール度数が、46%です。
これにも、意味があるというのです。
それは、冷たい場所で保管していると、沈殿物が発生し易いのは、みなさんご存知だと思います。 それを防ぐ意味で、少しアルコール度数を高くしているのだそうです。
そう言った努力の末に出来たこの製品に、評論家の土屋氏は、「最初にこのウイスキーに出会った時は、衝撃的だった」と語っていらっしゃいました。
なんとも、すごいウイスキーだと思います。
旨いです。 フルーツの香り、それもどっしりとしたおいしいフルーツ香です。 良い樽香。 そして、穏やかなスモーキーさ。 私ごとききが申すのもおこがましいのですが、「バランス」という点では、申し分ありません。
ディアジオの 『すごさ』 を十分に感じ取れる一本だと思います。