今宵(2006.11.28)は、友人からいただいたサントリーさんの
『ローヤル12年』 を水割りで、いただく。
これと併せて、何ぞあては、無いものかと冷蔵庫を覗く。目に入ったのが、「デンマークブルー」と言うちと臭いのきついブールーチーズとがちがちの「サケトバ」。
これは、ミスマッチと思いつつも手を伸ばす。チーズは、切って皿に載せる。
やはり、思った通り、ミスマッチもはなはだしい。が、チーズをフォークで少しづつ舌に載せ、上あごでつぶし、その後から『ローヤル』の水割を流し込む。チーズのピリピリした舌の感じに、『ローヤル』の甘さがピリピリ感をなぞる。良い相性とは、言い難いのだが、なんとなく
「癖」になる味が舌に残るのだ。不思議な感じだ。
一方、「サケトバ」、これは、ぜんぜん、だめでした。
ところで、この『ローヤル12年』、現在では、兄弟の『ローヤル15年』があるが、その昔は、『ローヤル』と呼ばれていた。『ローヤル』は、創業者であり、初代マスターブレンダーでもあった故鳥井信治郎翁が、最後に完成させたブレンデッドウイスキーである。当時のサントリーさんの、国内での最高のウイスキーであった。(ここまでは、大概の方がご存知の部分)
では、なぜ『ローヤル』(ROYAL)と名前になったのか?
この『ローヤル』のレシピは、宮家専用の特製ウイスキーだった、と言われている。そのレシピのものをサントリーさんが、創業60周年を記念して、昭和36年(1961年)製品化され我々の口に入るようになった、とのことである。
私には、この『ローヤル』の延長上に一連の『響』のシリーズが誕生したように思うのですが、如何でしょうか。
故信治郎翁が、どのような想いでこの『ローヤル』を作り上げたのか、と言う想いに馳せいただいてみた。
みなさんには、どんな『ローヤル』の思い出があるのでしょうか。