『足柄山の金太郎』の”Whisky” 日誌

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2012年 04月 30日

キリンシーグラム ” Ten Distilleries ”

シーグラム社がウイスキー事業をしていた時の製品で、キリンシーグラム(現在は、キリンさんの子会社です)と言うメーカさんの『テン・ディステラリーズ』と言うものを取り上げてみます。
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この製品は、1989年4月に発売されました。 世は、バブルの時代です。世界中が景気に沸いていた頃ですね。

テン・ディステラリーズと言うからには、そうなんです。10もの蒸留所のモルトとグレーンをブレンドして世に出した製品です。

ボトルの首には、
スコットランド産モルト 40%
アメリカ産グレーン   10%
カナダ産グレーン    10%
日本産モルトグレーン  40%
、と、このウイスキーの内訳が書かれています。
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中身は、どのような割合かは、判りませんが、
スコットランド産モルトは、
・グレングラント蒸留所
・ロングモーン蒸留所
・ストラスアイラ蒸留所
・グレンキース蒸留所
・アルタベーン蒸留所

アメリカ産グレーンは、
・ウォータールー蒸留所

カナダ産グレーンは、
・ラ・サール蒸留所
・ギムリ蒸留所

そして、日本産は、この御殿場蒸留所のモルトとグレーンが使われていて、これらで、10蒸留所ということになります。

当時のキリンシーグラムのネットワークを使って作ったことになります。何とも贅沢な作りの国産ウイスキーではありませんか。 私としては、この製品は、バブル当時だから成し得た企画だと思います。 当時のブレンダーさんも、さぞやりがいのあるお仕事だったのではと思います。

アルコール度数は、43%。
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色は、濃い褐色というところでしょうか。

香味バランスは、とっても良いと思います。

トップノートは、何といっても甘やかで、上品な香りです。ここの蒸留所のウイスキーの特徴とも言える、メロンや干しブドウのような果物系の香りです。

特に、レーズン様の香りが強いように感じます。
と同時にメロンや、メープルのような香りが出てきます。そして、バニラの香りです。

そう、「エバモア」と共通する香りでしょうか。
私の頭に浮かんだのは、ストラスアイラの香りでした。

味ですが、甘みを感じますが、しっかりしてます。
加水しますと、さらに持っている香味の特徴を感じることができます。

このウイスキーの衣装ですが、デキャンタ風です。ボトル本体は、写真でお判りのように10の窪みがあります。きっと10の蒸留所を意味しているのでしょう。
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ちなみに、この製品は、今終売となっており、世の中にあるだけですので、未だどこかの酒屋さんでお見かけになったら、是非求めてみて下さい。
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by kintokijp | 2012-04-30 17:47 | ウイスキー | Trackback | Comments(0)
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